スペイン南に行くなら!【ラボ・デ・トロ】牛テールの煮込み
スペインにハマって10年目のゆみです。
毎年1〜2週間スペインへ行きます。
スペインであれば行き先はどこでも良い。
世界遺産が見られて、郷土料理が食べられて、ワインが飲めて
スペイン人の暮らしの中に溶け込めればなんだって良いのです。
今回は、
スペイン料理ではあまり聞かないであろう
ラボ・デ・トロの魅力をお届けします。
--------------------------
- ラボ・デ・トロとは
- ラボ・デ・トロが食べられる美味しいお店
--------------------------
1. ラボ・デ・トロとは
【Rabo de toro】
ラボ・デ・トロ
Rabo=テール
de=の
toro=牛
その名の通り
牛テールの煮込みです。
スペイン料理として思い出される中では
あまり出てこないでしょう
ラボ・デ・トロですが、
スペイン南のアンダルシア地方
コルドバ発祥の名物料理です。
アンダルシア料理としてはとてもメジャーです。
歴史は古く
なんとローマ時代から食べられているとか。
特に南部で食べられている理由として
北部の牛の尻尾よりも柔らかい
とのことです。
お肉は一晩ワインに浸けられる、とのことですので
浸けられるワインの良さ、ランクによっても
味が違ってくるそうです。
主な作り方は
①牛テールを塩で味付け、小麦粉を付ける
②鍋にオリーブオイルを入れ、牛テールを入れる
③そこに玉ねぎ、人参、ローリエとニンニクを入れる
④塩、胡椒をいれる
⑤赤ワインを入れ煮る
⑥水とトマトピューレを入れる
⑦お肉を取り出す
⑧鍋の中のものをスープになるまでミキサーにかける
⑨牛をそれに戻す
と言った感じです。
2. ラボ・デ・トロが食べられる美味しいお店
ラボ・デ・トロ 発祥の地
Córdoba
【El Caballo Rojo】
エル・カバジョ・ロッホ
60年以上の歴史のあるお店
ここのラボ・デ・トロはとてもトロットロッで
イチオシです。
とにかく柔らかい
歯なんていりません。
濃厚だけどサラリとしていてしつこくない。
ポテトとの相性が抜群で食べるごとに食欲が増し手がすすみます。
お店は世界遺産のメスキータのすぐそばです。
同じアンダルシアの大都市
Sevilla
セビージャ
【Robles】
ロブレス
1954年創業の老舗レストラン
始まりは小さなワイナリーだったそう。
タパス(小皿)で頼むとこのような感じ。
お昼から飲む分にはこの量が丁度ですね。
こちらも笑いが出るほど美味しかったです。
ここは店内も雰囲気抜群
カウンターの向こうに牛さん。
牛さん、ありがとう。
同じくアンダルシアの
Ronda
ロンダ
【Restaurante Pedro Romero】
レストランテ・ペドロ・ロメロ
ここのラボ・デ・トロも素晴らしく美味しい
老若男女問わず愛される
クラシックな老舗の味です。
ここはちゃんとしたレストランという印象
店内もこれまた素敵
ちなみにこのお店の名前にもなっている
ペドロ・ロメロですが
その昔闘牛士のペドロ・ロメロさんがいたそう。
この方はここロンダ出身の凄腕闘牛士だったそうで
生涯で5,000頭以上の牛と闘ったそう。
想像がつかないですね。
ちなみに
このお店の真ん前には
世界最古の闘牛場があります。
ラボ・デ・トロはコルドバの名産ですが
ロンダでもぜひ味わっていただきたいですね。
------------------------------------------
今回もお読みいただきありがとうございます。
みなさんもおすすめラボ・デ・トロがありましたら教えてください!