あなたはどっち派?!【ガウディ VS ムンタネール】
スペインにハマって10年目のゆみです。
毎年1〜2週間スペインへ行きます。
スペインであれば行き先はどこでも良い。
世界遺産が見られて、郷土料理が食べられて、ワインが飲めて
スペイン人の暮らしの中に溶け込めればなんだって良いのです。
メジャーなものからぜひ足を運んで頂きたいところまで
ガウディとムンタネールの魅力を存分に味わって頂きましょう!!
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1. ムンタネール作/ カタルーニャ音楽堂
【Palau de la Música Catalana】
パラウ・デラ・ムシカ・カタラーナ
このモデルニスモ建築とは、19世紀末から20世期初頭にかけて
このカタルーニャ地方で流行した芸術様式のことを言います。
その中でも最も美しいと称される
こちらはバルセロナ出身の
リュイス・ドミニク・イ・ムンタネールの最高傑作です。
バルセロナの中心街、ウルキナオナ駅から歩いてすぐのところにあります。
ガイド付き見学ツアーがスペイン語、英語でされています。
外観もなんとも可愛らしく、見ているだけでもウキウキするような
コンサートホールにふさわしい外観です。
何と言っても一番の見どころは2階にある大ホール
天井には華やかなバラ型の装飾に
立派なステンドグラスのシャンデリア
訪れた当時は写真撮影が禁止でしたので
お土産に購入したポストカードで中の様子を少し
天井からステンドグラスのシャンデリアが
盛り下がっているというなんとも斬新で
ムンタネールの美の追求が感じ取れる作品です。
このステンドグラスのシャンデリアを真下から見るとこのような感じ
素晴らしいとしか言いようがありませんね。
2. ムンタネール作/ サン・パウ病院
【Hospital de Sant Pau】
オスピタル・デ・サン・パウ
ムンタネール作品からもう一つ
こちらは名前の通り病院として実際に使われていました。
1902年から1930年にかけて建設され
広大な敷地に48棟の建物があります。
実際見学できるのは数棟
2009年に修復過程に入っていましたが今はほぼ修復が終わっており
素晴らしいものになっています。
内観は、
ムンタネールらしさが存分に発揮されているステンドグラスがところどころに。
「芸術には人を癒す力がある」
というムンタネールの信念が
ステンドグラスや彫刻として現れていました。
3. ガウディ作/ カサ・ビセンス
サグラダ・ファミリアを手掛けたことで知られている
アントニ・ガウディですが
このガウディの処女作として知られる
【Casa Vicens】
カサ・ビセンス
こちらは1885年ごろの作品で、
スペイン南部、アンダルシア地方のアルハンブラ宮殿の模様(ネオ・アルハンブラ様式)と
キリスト教とイスラム教の文化が融合した(ネオ・ムデハル)様式の
影響を受けている作品です。
外部に使われているタイルは白とグリーン、単色使いの部分と
黄色とグリーンで描かれたお花模様が
なんともマッチしています。
残念ながら内観は見学不可ですが(普通に人が住んでられるようです)
内装も外観に負けないくらいに煌びやかな、
遊びごごろのある地中海ガーデンパビリオンとなっています。
こちらはバルセロナの中心街の少し北の方、
グエル公園にもほど近いところにあります。
4. ガウディ作/ コロニア・グエル
【Iglesia de la Colonia Guell】
イグレシア・コロニア・グエル
こちらはバルセロナ中心街から電車で約20分
コロニア・グエル駅から歩いて約10分ほどのところにある
ガウディ作の教会。
教会なので日曜日にはミサがあります。
コロニア・グエルはガウディがサグラダ・ファミリアを手掛ける前に建設していたもの。
本来は地下と上の階でつくる予定でしたが
途中、サグラダ・ファミリアに移行したため未完成に終わっています。
それでも地下聖堂の方は立派にできております。
この作品がガウディの最高傑作と評価する建築家も多いらしく
確かにサグラダ・ファミリアに負けない荘厳さが感じられます。
なんと言っても一番の見応えは
4本の柱で支える内部
そしてガウディデザインの椅子
さらに見たことのないような形のステンドグラス
とてもユニークですね。
こちらは下のパープルとグリーンの部分が開くようになっており
蝶々が羽を広げているような形になるそうです。
どこまでも凝っていますね。
バルセロナを訪れるなら
必ずモデルニスモ建築を楽しみましょう!
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今回もお読み頂きありがとうございます。
みなさんもおすすめのモデルニスモ建築がありましたら教えてください!